私達のまわりには食べ物、食べることを語る書物は膨大に溢れているが体内を通って出口である排泄物やトイレについて書いた本がまことに少ない。
社会でも排泄やトイレについて語ることは、恥ずかしいか、はしたないこととして語られることが少ない。
私はかって痔持ち・便秘症で苦労しトイレのにがい苦しみや恥ずかしい体験をいやほど味わっていました。
先日の第10回成人喘息ゼミナールの大川先生の特別講演の語り中にこんな短歌の替え歌
「七つ八つ屁はこきなれど山吹の実の一つだに出ぬ悲しさ」
排泄に苦しむことは身体に悪いとの話があり、トイレと排泄物の苦い経験から書くことにしました。
ニーハオトイレ
私は旧満州育ち、それでもニーハオトイレは苦手でした。
ニーハオトイレとは・・・便所の入口に扉がなく仕切りの壁もなく、座って大便をしながら、隣の人とニーハオと挨拶するところからニーハオトイレと云われるようになったそうです。
これは日本人の命名らしいのです。
中国では便所のことを一般的に“厠所”と呼んでいますが、化粧室、御手洗、衛生間、公衆衛生間と書き日本人も読め分かります。
同じ漢字文化の国だと感じます。
ニーハオトイレとは日本人が云う中国の公衆便所のことです。
公衆トイレの形状は一定でないところが面白いのです。
北京オリンピック前までの北京駅の公衆便所は仕切りの
ない、水洗便所でした、奥には座式もありました。左側が
前です。トイレットペーパーがありました。有料です。
今はどうなっているか知りません。教えてください。
入口の扉がありません、隣との仕切りはありますが立つと丸見えです。
便器の金隠しは小さいですね。日本人は隣に人が居るとニーハオと云った
そうです。
金隠しもありませんでした水洗で
はありません、汲み取り式、臭い
も大変なものでした。20年ほど前の
ハルビンだと思う。
このトイレは水洗で水流があります。仕切りは2か所で
3人用です。横向きで大便をするのです。縦の溝は4人以
上になったときに仕切りなしで多くの人が使用出来ます。
ただし、下流は上流からのウンコが流れてくるかも。
三人が顔を見ながら、お話をしながら大便が出来ます。
これはある北京のレストランでした。
公衆トイレには原則トイレットペーパーはありません。紙がなかったら大変です。水洗の水があれば不幸中の幸いとなるでしょう。
トイレットペーパーは中国語では”手紙”と書きます。
衛生紙と書いてある場合もあります。今は衛生紙が本命です。
なぜか男女混合はないそうです、“男厠”“女厠”に分かれていて混合は一度だけ使ったことがあります。この話は次回にでもします。
日本のトイレにはところによって男女兼用のものがありますが、中国では男女の別はきびしく、どんな所でも男女の別は保たれているそうです。
中国では同性同士では肌や性器を見られても比較的おおらかなのでしょう。
日本ならガソリンスタンド、スーパー、コンビニ、本屋、何処でも用を足せます。
中国旅行のツアーはガイドがおり心配ありませんが、街中途中だったらニーハオトイレの覚悟は必要です。
郊外でしたらバスを止めて大豆畑や玉蜀黍畑で用はさせてくれます。しかし、先客の残物を踏みつけないように気をつけましょう。バスに再乗車した時に分かります。
街中を歩いていると右の写真のような建物が
所々にあります、有料あり無料ありです。5角~8角?
面白い!本にして欲しいなぁと思います。
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